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エーゲ文明

エーゲ文明と呼ばれる青銅器文明がヨーロッパ公演を起こした。 エーゲ文明はクレタ文明とミケーネ文明という2つの文明の概念である。

紀元前2000年頃、クレタ島で起きたクレタ文明はクノッソス宮殿に特徴づけられるように、城壁など開放的で、また生き物を描いた壁画が存在し、外敵などに悩まされない平和な文明であったとまた、現在も未解読の線文字Aが用いられた。また、クッソノス宮殿はミノタウロス伝説でも有名である。
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ギリシャ本土では、北方からギリシャ人が移住して紀元前16世紀にミケーネ文明が起きた。この文明は巨大な城壁を持つなど軍事的な文明であり、文字Aをもとにした線文字Bとと呼ばれる文字が用いられ、ここはヴェントリスラによって解読されている。 ミケーネ文明では宮殿を中心とした小王国が成立し、専制君主により貢納王政が行われた。

→紀元前1200年頃に突然滅亡し、その後400年は史料に乏しい暗黒時代が続いた。

→暗黒時代があった紀元前8世紀には貴族を中心に人々が集落を作っていた。 ギリシャ人は方言の違いからドーリア人やアイオリス人、イオニア人に分かれていた。

まとめ

クレタ文明 クレタ島で栄える。平和で開放的。線文字Aを使用。

ミケネ文明 ギリシャ本土で栄える。軍事的。線文字Bを使用。貢納王政が行われ、その後滅亡。

 

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