サクッとわかる高校世界史

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古代中国史

後漢の政治と文化の展開

追記:何故かサムネイルがメガネになっています 前回は劉秀が漢を再興し、後漢が成立したところまでを解説しました。今回は後漢の政治と「漢」を通しての文化を解説します。 →劉秀はまず都を長安から洛陽に遷した。(劉秀は光武帝と呼ばれ、日本では「漢委奴…

外戚による国家「新」の誕生

前回は武帝以降の漢では宦官や外戚の台頭によって皇帝権力が弱まったというところまでを解説しました。漢はそもそも紀元前202年に成立したのですが、およそ200年後の紀元8年、ついに外戚である王莽(おうもう)によって乗っ取られてしまいました。今回は王莽…

新たな統一国家「漢」の登場

始皇帝が崩御すると、秦は急速に滅亡に向かった。滅亡に向かう秦を倒し、新たな国家を建設しようとした人が現れるようになり、中でも庶民出身の役人の劉邦と楚の名門の血を引く項羽が覇を争った。俗にいう楚漢戦争の始まりである。今回は楚漢戦争の行方から…

戦国時代を制し始皇帝を名乗った「秦」

西の大国「秦」は紀元前221年、戦国の七雄を全て倒し、中華統一を果たした。秦が中華を統一する過程はここに書ききることができないのでまたの機会に解説したいと思います。秦が中華を統一することができたのは諸子百家の一人であり、法家に分類される商鞅に…

古代中国の偉大なる思想家「諸子百家」を一気に解説

新年度が始まりすこしドタバタしていました。今回は諸子百家を一気に解説していきます。諸子百家といえば孔子が最も有名ですが、ほかにも荀子や孫子といった様々な思想家たちが諸子百家と呼ばれています。 ・儒家 親などの家族や目上の者を敬うことを説き、…

春秋の五覇と戦国の七雄

周が洛邑に遷都して東周となり春秋・戦国時代時代が幕を開けると、「覇者」と呼ばれた各地の有力者が力を持った。 →斉の桓公や晋の文公などが特に知られており、彼らとあと三人の覇者を合わせて「春秋の五覇」という。 五覇のひとりとされる楚の荘王 →春秋時…

殷周の興亡、春秋戦国時代の幕開け

城壁を持つ都市が登場し、文化の交流が一層盛んになっていった中国では、次第に都市を統べる国家が形成された。中国最初の王朝は「夏」であるとされており、伝説の皇帝である禹によって創始されたとされている。夏王朝の痕跡らしきものは近年見つかっている…

中国3000年史の始まり~黄河・長江文明~

中国3000年の歴史という言葉を聞いたことがあるように、中国大陸には数千年前から文明が存在した。今回は古代中国文明について解説します。中国には黄河と長江というふたつの大河川があり、この河川を中心に紀元前6000年ごろ文明が誕生しました。 →黄河流域…