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古代中国の偉大なる思想家「諸子百家」を一気に解説

新年度が始まりすこしドタバタしていました。今回は諸子百家を一気に解説していきます。諸子百家といえば孔子が最も有名ですが、ほかにも荀子孫子といった様々な思想家たちが諸子百家と呼ばれています。

儒家

親などの家族や目上の者を敬うことを説き、「仁」(まごころ)を実践することを説いた。また、性善説孟子)や性悪説荀子)の考えも儒家の思想の一つである。孟子は天子が悪政を行うと王朝が倒され、新たな王朝ができるという易姓革命を説いた人物である。法家、道家墨家とは対立していた。

代表者は孔子荀子孟子

孟子

墨家

自衛戦争以外の戦争を否定する「非攻」を説くとともに、家族のみならず隣人を分け隔てなく愛す「兼愛」を説いた。

代表者は墨子

道家

難しいことは考えず、自然の流れに従って生きる「無為自然」を説き、道教の元となった。

代表者は老子荘子老子は実在の人物ではないという意見もある)

牛に乗っているのが老子

・法家

法律によって国家を統治することを説いた。秦の始皇帝が重んじた。

代表者は商鞅、韓非、李斯

・兵家

兵法を説いた。現在でも軍隊では学ばれているとかなんとか

代表者は孫子

縦横家

戦国時代の外交政策を説いて回った。合従・連衡を説いた。

代表者は蘇秦張儀

蘇秦

陰陽家

天体と生活を結びつけた陰陽説とそれをもとに五行説を成立させた。

代表者は鄒衍(すうえん)

・農家

農業の重要性を説いた。

代表者は許行(きょこう)

・名家

西洋でいう哲学のようなもの。名家とは家のことではなく、概念のことである。

代表者は公孫竜

次回からは戦国時代を終わらせ中華統一を果たした西の大国「秦」について解説します。読んでいただけると励みになります。