サクッとわかる高校世界史

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古代インド史

古代東南アジア諸王朝を一気に解説

東南アジアの歴史というと、いくつもの島々に王朝が乱立していて頭の中がごちゃ混ぜになってしまうのではないだろうか。今回はそんな東南アジアの古代史(ここでは13世紀ごろまで)を解説していきます。 (外務省より引用) まず、上の地図からわかるように…

南インドの貿易とチョーラ朝の活躍

前回はハルシャ王がヴァルダナ朝を建国したことに触れたが、この王朝はハルシャ王死後にすぐ滅亡してしまい、以降北インドではヒンドゥー教勢力が覇を争った。(これら勢力をラージプートと言い、その意味は神の子である。) →ヴァルダナ朝は短命であったが…

グプタ朝時代のインド

3世紀後半のインド(特に北部)では、クシャーナ朝の衰退により政治的に不安定な時期が続いていた。 →4世紀にはいるとクシャーナ朝下で有力な領主であったグプタ家が台頭し、チャンドラグプタがグプタ朝としての地位を確立した。 グプタ朝の領土(Gabagool…

クシャーナ朝時代のインド

マウリヤ朝が衰退するにつれて紀元前2世紀ごろからギリシア人やイラン人が西北インドに進出してきた。 →紀元前1世紀になると匈奴と呼ばれる遊牧民に追われてクシャーン人がインドに進出し、ギリシア人にかわってインドを支配するようになり、クシャーナ朝…

マウリヤ朝の成立

紀元前6世紀に入るとインド各地で都市国家が次々に誕生していった。また、都市国家の中で力をつけた武器武士階層や商人らの支持を得て仏教やジャイナ教といった新しい宗教も誕生した。また、これらの宗教に並行してバラモン教でも改革運動が起こり、ウパニ…

インダス文明とアーリヤ人

紀元前2600年頃、インドで最も古い青銅器文明のインダス文明が誕生した。インダス川流域のモヘンジョ=ダーロやハラッパーなどに代表される遺跡は計画的に作られており、その町並みは現在も伺うことができる。また、現在も未解読のインダス文字が使われてい…