サクッとわかる高校世界史

共通テストで戦える知識を提供します。学び直しにも最適です。

古代オリエント周辺史

ササン朝ペルシアの登場

クテシフォンに都を置いたパルティアはアルダシール1世によって滅ぼされ、イラン人によるササン朝が成立しました。アルダシール1世はゾロアスター教を用いて国の統一をはかりました。 →アルダシール1世の後を継いだシャープール1世はローマ帝国と戦い、皇帝…

アレクサンドロス大王の東方遠征

(世界の歴史まっぷより)前回チラッと登場したアレクサンドロス大王が今回の記事の主役です。彼は見方によって英雄か侵略者か変わる代表的な人物と言えるでしょう。マケドニア出身のアレクサンドロスは、紀元前334年、父フィリッポス2世の後を継いで東方遠征…

オリエント世界の統一

オリエント世界は紀元前7世紀に初めて統一された。 紀元前2000年紀に成立したアッシリア王国は、紀元前15世紀にミタンニ王国に服属していた。紀元前7世紀にオリエントを征服した。 アッシリア王国では国王による専制政治(独裁のようなもの)が行われ、都をニ…

東地中海文明の成立

現地のシリアやパレスチナにあたる東地中海地域は、地中海への入り口であることに加え、エジプトとメソポタミアの中間地点にあり交通の要所として栄えた。 紀元前16世紀にはカナーン人が交流を行っていた。 →紀元前13世紀に海の民と呼ばれる民族系統不明の集…

古代エジプト文明

メソポタミアに隣接するエジプトでも文明があった。ネイル川を利用した農業が営まれているギリシャ出身で歴史の父と呼ばれる歴史家ヘロドトスは[エジプトはネイルのたまもの]であると表現した。 紀元前3000年頃のファラオと呼ばれる王によって統一国家が建て…

古代メソポタミア文明

かつて、ヨーロッパ人は現在の中東にあたる地域をオリエントと呼んだ。 その中でもグリス川とユーフラテス川流域のメソポタミアと呼ばれる地域では、紀元前3000年頃から都市が形成され始めた。 →シュメール人がウル、ウルク、ラガシュなどの都市国家を作り、…