前回までは宗教改革によってドイツやイギリスでプロテスタント勢力がカトリック教会から独立していく様子を見ていきました。では、従来のカトリック教会はこのとき何をしていたのでしょうか。今回はカトリック教会によるプロテスタントへの対抗について見ていきます。このことは一般に「対抗宗教改革」と呼ばれます。そのままですね。
→各地で宗教改革が進むのを受けてカトリック教会は思想統制や腐敗の防止に尽力するようになった。また、大航海時代の進展によって海外進出が始まっていたこともあり、カトリック教会は海外で信者を獲得しようと考えた。
→スペイン出身のイグナティウス=ロヨラがパリでイエズス会を立ち上げ、ローマ教皇の許可の下海外での布教活動を開始した。イエズス会の宣教師として有名なのがフランシスコ=ザビエルである。ザビエルはインドなどアジア方面での布教に従事し、1549年には日本を訪れた。当時の日本は戦国時代の真っ只中であった。

→中国でもイエズス会は布教活動を行っており、先祖や孔子の崇拝を認める形で布教したために後々大きな問題を起こすことになった。(このことは清の項で取り上げます)
→また、イエズス会の他に以前から存在したドミニコ会やフランシスコ会なども布教活動に従事している。ドミニコ会は13世紀に南フランスで異端審問に従事していたことで知られている。
→宗教改革勢力と対抗宗教改革勢力の衝突は、布教合戦を招いただけではなく、魔女狩りをも招いた。魔女とされた人物は異端審問を受け、殺害された。なお、魔女とは言うものの性別は関係なかった。

今回で宗教改革についてはおしまいです。次回からは近世に入ります。
明日の更新はたぶんありません・・
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